その美貌が世界を動かした―ハプスブルク家、最後の皇妃の物語
エリザベート~愛と哀しみの皇妃 解説- SELL
- 2013.4.3
- RENTAL
- 2013.5.2
"バイエルンのバラ"と謳われた絶世の美女オーストリア皇妃エリザベート(愛称シシー)。没後百年以上たつが、その人気は揺るがない。美しさへの追求とあくなき自由を求めたその人間的な生き方が共感を呼び、TV、映画、舞台、小説、マンガなどの中で今も艶やかに生きている。
もしもイケメンの死神が皇后を誘惑したら…という奇抜な発想で生まれたのがウィーン・ミュージカル「エリザベート」。死神とエリザベートの幻想的な愛が評判を呼びロングランとなっている。それを再構成して上演されたのが宝塚版の「エリザベート」。男役が主役の宝塚版では、男性の死神を主役にドラマが作り直され大人気となる。そしてウィーン・ミュージカルの日本版ともいえる東宝版の「エリザベート」。再演が続く人気の舞台である。それら人気の舞台作品では、エリザベートが暗殺されるまでの人生がシンボリックに描かれている。
一方、「エリザベート~愛と哀しみの皇妃」は、エリザベートが皇帝ヨーゼフと恋に落ち、結婚し、オーストリア皇妃となり、やがてオーストリア=ハンガリー二重帝国の皇妃となるまでを、史実に沿って丁寧かつダイナミックに描く。ミュージカルでは描かれていないハンガリー貴族アンドルーシとのほのかな恋や、皇帝ヨーゼフの弟マクシミリアンとの友情などもドラマチックに描かれ、物語に彩りを添えている。
人物紹介
エリザベート
クリスティアーナ・カポトンディ
(声:瀬奈 じゅん)
愛称シシー。自由奔放に育ったため皇帝の母ゾフィーと衝突。後にオーストリア=ハンガリー帝国の皇妃となる。
フランツ・ヨーゼフ
デヴィッド・ロット
(声:石川 禅)
オーストリア皇帝。母の反対を押し切りシシーと結婚。嫁姑戦争でシシーに傾いてゆく。
マクシミリアン
クサーヴァー・フッター
(声:岸 祐二)
オーストリア皇帝の弟。兄弟仲は良く、シシーの立場も理解。メキシコ皇帝に擁立されるが、後に暗殺される。
ゾフィー大公妃
マルティナ・ゲデック
(声:高島 雅羅)
オーストリア皇帝の母でありシシーの伯母。シシーの教育に厳しい宮廷の権力者。ハンガリー嫌いのボヘミヤ贔屓。
アンドラーシ伯爵
フリッツ・カール
(声:田中 正彦)
ハンガリー貴族。ハンガリー独立運動に失敗し亡命するが恩赦となる。シシーの父に似た反逆の自由人。
スタッフ紹介
クサーヴァー・シュヴァルツェンベルガー
監督
ベルリン国際映画祭金熊賞に輝いたファスビンダー監督「ベロニカ・フォスのあこがれ」(1982)を、モノクロで幻想的に撮影し絶賛される。今回も自らカメラを回し、コントラストの効いた美しい映像を作り出している。
ピノ・ドナッジオ
音楽
1965年の「この胸のときめきを」(You Don't Have To Say You Love Me)が世界的に大ヒット。後にプレスリーやダスティ・スプリングフィールドなどもカバーした。また、映画「キャリー」で監督ブライアン・デ・パルマと出逢い、以後、映画音楽の作曲家として不動の地位を築く。
瀬奈じゅんさん、石川禅さん、岸祐二さんもオススメ!!
声優さんのコメント瀬奈じゅんさん(エリザベート役)
実際にウィーンに行ったことがあるのですが、この作品には本当にそのままの風景の映像が出てきます。見ただけでハプスブルク家の空気や匂いみたいなものが伝わってきます。ウィーンに行ったことが無い方でも、ウィーンを感じていただけます。今回、声の吹替えに挑戦するにあたり、演じながら音楽の効果も意識しました。そういうところからも皆さまがこの時代の雰囲気や匂いを感じて、じっくりと見て頂けたら嬉しいです!
石川禅さん(フランツ・ヨーゼフ役)
Musicalではご覧になれない親子愛、夫婦愛、兄弟愛、ゾフィーやルドヴィカという母親たちの位置などが描かれ内容が良くわかります。美しいウィーンの自然や王宮、綺麗な衣装と音楽が相まって、素晴らしい作品に出来上がっています!
岸祐二さん(マクシミリアン役)
オーストリア帝国の様子や人々の葛藤、またこの国の行く末がどうなって行くのかということが良く描かれていて、どなたでも楽しめる作品だと思いますので是非ご覧ください。マクシミリアンにもご注目ください(笑)。
SELL&RENTAL
SELL
エリザベート
~愛と哀しみの皇妃
DVD
(2枚組:本編約205分)
¥6,156(税込)
品番:OPSD-S1042
RENTAL
エリザベート
~愛と哀しみの皇妃
Vol.1
前篇(本編約103分)
Vol.2
後篇(本編約102分)