メゾン・クローズ 娼婦の館

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メゾン・クローズ 娼婦の館

運命に翻弄される高級娼婦たちの人生と殺人事件が交差する、エロティック・ミステリー

メゾン・クローズ 娼婦の館

SELL
2013.10.30
RENTAL
2013.11.2
男爵の殺害、レズの女主人、ウブな処女、陰謀、
夜ごと繰り広げられる乱交パーティー、
そして復讐―

華やかで退廃的な娼館に生き、体を張って男たちのあらゆる欲望を満たした19世紀パリの娼婦たちの生き様を描いたドラマ。センセーショナルな性描写の連続はもちろんだが、ただエロティックなだけでなく、良質な人間ドラマとして本国でも高い評価を得ている。退廃的な美と官能、閉ざされた扉(メゾン・クローズ)の向こうで夜ごと繰り広げられる饗宴。そんなめくるめく世界で起こった殺人事件・・・。これまで知ることのなかった19世紀パリの“闇”が幕を開ける。

閉ざされた館に秘められた事実が・・・
19世紀後半、フランス政府は風俗の無秩序化を回避するため、娼館を行政の監視下におくようになる。「メゾン・クローズ(閉じられた家)」と呼ばれた娼館は、「政府公認」の娼館の呼称であった。そこは一般社会の目に触れないように、扉は二重で締められ、窓には鉄格子がはめこまれていた。さらに、そこで働く娼婦たちはめったに外出許可を得られず、検診も娼館内で行われるなど、行動が徹底的に監視された。メゾン・クローズの経営者は、女性であることが要求され、その多くは娼婦上がりの女性が務めた。女将の夫に限って、経営への参画が認められ、娼婦を調達する周旋屋(スカウトマン)を兼業する場合も多かった。パリの高級娼館メゾン・クローズでは、客をもてなすために、インテリアや料理などサービスにも大いにこだわったという。

[STORY]
1871年、パリ。閉ざされた扉の奥で男たちの欲望を満たす高級娼館“パラディ”は、ときに重要な社交場でもあった。そんな華やかで退廃的な娼館で体を張って生きる女たち。オルタンスは高級娼館パラディの女主人。我儘な娼婦たち、悪党の金貸し…あらゆる逆境に耐え、女手一つでこの娼館を守ってきた。誰もがうらやむ高級娼婦ヴェラは、パラディの一番人気。しかし、35歳を迎えたヴェラは、娼婦として生きていけるのはあとわずかだと感じていた。美しい処女ローズは、かつて娼婦だった母を探しにパリへやって来た。世間知らずの彼女は、スカウトマンに騙され、強制的にパラディで働くことに…。

人物紹介

オルタンス

オルタンス

ヴァレリー・カーセンティ

高級娼館パラディの女将。厳格で客扱いが上手く、悪党の金貸しの執拗な取り立てにも耐え、女手一つでパラディを切り盛りしてきた。人気娼婦ヴェラを愛している。

ピエール

ピエール

ニコラ・ブリアンソン

ケープタウンからパリに戻って来たオルタンスの弟。自由闊達で小洒落たブルジョウジーの典型で、自らの野心のためにパラディを利用しようと考えている。

ヴェラ

ヴェラ

アンヌ・カリエール

パリの誰もが奪い合う美しい高級娼婦。パラディで一番人気。しかし、娼婦としてのキャリアがもう長くないことを感じていたヴェラは、男爵に身請けされ、堂々とパラディを去ることを望んでいた。

ローズ

ローズ

ジェミマ・ウェスト

18歳を迎え、婚約者との結婚が決まり、母へそれを伝えるためにパリへやって来た。しかし、スカウトマンに騙され、パラディで娼婦として働かされることになる。

アンジェル

アンジェル

ブランディーヌ・ベラヴォア

可愛い赤毛の娼婦。うぶで未熟で子供らしい面を持つ彼女は、女将やヒモに利用されやすい性格だが、そんな自分の運命を受け入れている。

マルグリット

マルグリット

カトリーヌ・オスマラン

日々駆けまわる副女将。如才ない仕事ぶりで娼婦たちを管理し、スカウトマンや支給係とも交渉。パラディの経営パ一トナ一になりたいと願っている。

SELL&RENTAL

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メゾン・クローズ
娼婦の館

DVD

¥8,208(税込)

品番:OPSD-B449

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RENTAL

メゾン・クローズ
娼婦の館

vol.1 第1話〜第2話
vol.2 第3話〜第4話
vol.3 第5話〜第6話
vol.4 第7話〜第8話

EPISODES

第1話 饗宴と殺人

1871年、パリ。高級娼館パラディの一番人気の娼婦ヴェラは、なじみ客の支援により、娼館を出て男爵夫人になろうとしていた。しかし、ヴェラを愛する女主人オルタンスは、それを阻止すべく、ある男に男爵の殺害を依頼する。一方、かつて娼婦だった母を探しにパリへやって来た少女ローズは、スカウトマンに騙され、強制的にパラディに雇われてしまう。絶望の底に突き落とされた彼女の未来は…。

第2話 処女の値札

男爵の死により大きな負債を抱えたヴェラは、再びパラディで身売りをすることになる。すべてはオルタンスの策略通り・・・。そんな中、パラディの娼婦ルイーズが、客を装った男に硫酸をかけられる事件が発生する。館の秩序が乱れ、疑心暗鬼に陥った娼婦たちはストを起こす。館の運営資金を調達するために、オルタンスはローズの“値打ち”を利用する。それは処女である彼女を競売にかけることだった。

第3話 男爵の首飾り

オルタンスの弟ピエールがパラディの窮状を知り、店を救うため、ローズに処女を捨てるよう説得する。一方、殺された男爵が持っていた首飾りが、同僚の娼婦アンジェルの手に渡っていることを知ったヴェラは、警察に調査を依頼する。そんな中オルタンスは、共同経営権を巡って副女将のマルグリットと口論となり、マルグリットに、驚愕の真実を突きつけるのだった。

第4話 囚われの天使

首飾りが、殺された男爵のものだと判明したため、警察に拘留されてしまった娼婦アンジェル。警察の本当の狙いはアンジェルの恋人ブリズだったが、彼女はブリズの居場所については固く口を閉ざす。一方、処女を捨てたことで自暴自棄になり、薬に頼る毎日を送っていたローズ。ある日、同僚のカメリアから、昔パラディで働いていたという母の話を聞き、意を決してオルタンスに尋ねることにするが…。

第5話 母と娘

婚約者の救いの手をあしらい、パラディで生きる覚悟を決めたローズ。娼館に残った大きな理由は、母の失踪の謎を解明することだった。一方、妹がかかえる問題を解決したヴェラは、その見返りとして、妹の子として育ててもらっている実の娘に会えることに…。そんな中、オルタンスはピエールと和解し、パラディの経営権を得る。肩の荷が下りたオルタンスは、ローズに母の真実を告げるが・・・。

第6話 殺意の告白

「すべてを告白されたくなければ金とアンジェルを寄こせ」と、オルタンスを脅迫しにやって来たブリズ。一方、ブリズが警官に追われて死んだという噂を聞いたアンジェルは、職務のために店を訪れた警視を罵り、手酷い暴行を受けていた。そんな中、約束の時間に再びパラディを訪れたブリズ。オルタンスから相談を受けたピエールは、姉と娼館を守るため、ある決断をするのだが・・・。

第7話 閉ざされた秘密

ブリズの子を身籠ったアンジェル。出産を望むが、オルタンスは借金をかたにそれを許さない。そこでローズは、娼婦たちが借金を自己管理できるよう借金帳を作ることをピエールに提案する。そんな中、夫が娼館の娘と逢瀬を重ねていることに気を揉んだピエールの妻エリザベスがパラディを訪れる。夫の恋人にサービスをさせることを望むエリザベスに対し、オルタンスはベテランのヴェラをあてがうが…。

第8話 女たちの報復

ピエールの悪辣な企みを知ったオルタンスは、彼を止めようとするが、逆に暴行を受ける。彼女からピエールの計画を聞いたヴェラは、「悪党ルパンに娼館の売却を条件としてピエールを始末してもらおう」と提案。一方、副女将マルグリットから自分と母親に降りかかった過去の秘密を聞き出したローズも、復讐を胸にピエールの元へと向かう。閉じられた館(メゾン・クローズ)で最後の悲劇が待ちうける…。